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4/20

母親がコールドプレイの東京ドームライブに行ってきたらしい。大変素晴らしかったらしく、口角泡を飛ばしていかに楽しかったかを解説してくれた。

それはいいんだけど忙しい朝の時間に衝動的にviva la vidaのシンガロング始めるのやめてほしい。飛び跳ねるな

 

 

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ヨラのFadeを聴いている。最初はインパクトなかったが、500回くらい聴いたら最高になってきた。静かな曲長の裏の激しいディストーションが本当に好き。

 

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夏の夜に蚊取り線香の煙を見ながら聴く曲。鳴る音は少ないけど、バックの微かなノイズや残響、ひとつひとつが幻想的で静謐、ノスタルジックな音像を作り出している。

 

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どうしようもない夜がある。深夜布団にくるまって、音量1でこの曲を聴くと少しだけ救われる気がする。音を小さくすることで見える心象のようなものがあると思う。

 

4/18

暑い。つい最近まで桜が咲いてたのがウソみたいだ。

 

週末、秩父に行った。桜、枝垂れ桜、桃、椿、菜の花、椿、芝桜、スミレなどなど何でもござれでどこもかしこも咲き散らかしていた。常に視界のどこかに花が咲いている。色のオーバードーズ。また来年も行ってみたい。

 

最近はとりあえず何も考えなくてよさそうな音楽を聴いている。

 

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Fickle Friendsは本当にいつの時代でもどこにでもいそうなシンセポップバンドっぽいけど、初めて聞いて良いって思えるバンド。The 1975はまあもはや今更だけど、この動画のカウントダウンのところはめっちゃかっこいいな。クネクネしてキモイけど。

 

本は

・インド夜想曲アントニオ・タブッキ

・上と外 上/下(恩田陸

ネクロポリス 上/下(恩田陸

・怪談(ラフカディオ・ハーン

を読んだ。インド夜想曲、まさかのミステリー。静かな雰囲気が夜にいい。上と外、明らかにつまらなそうな恩田陸なので敬遠していたが意外と楽しめた。この人は土俗的な神秘の描写が本当にうまい。ネクロポリス、上と外と全く同じ印象。普通に楽しめた。さんざん持ち上げておいてラストでずっこけるのはお家芸。ファンだとまたかとしか思わないが。怪談、良かった。日本の怪談は全然怖くなくてノスタルジーすら感じるのが良い。

 

夜の街を走った。月曜の夜遅くは人も少なくて静かだった。涼風が吹いて、虫が鳴いていてさながら秋のようだった。古ぼけたうなぎ屋からいい匂いが漂ってきて、路地を行く初老のサラリーマンはどこか寂しげで、終わりなき日常は続く。

 

 

4/11 春

・Tape waves

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この人たち、いつまでもずっとこんな音楽をやっている。Seaponyを軸にNew Order, Beach Fossilsを混ぜ合わせたような。泣けてしまうなあ。

 

・Black Marble

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シンプルな音、ひたすらセンチメンタルに食い込んでくるベースライン、イアンカーティス的で呪詛のようなボーカル。包み込むような春の霧雨にも合う。

 

・Day Wave 

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最初のベースのリフが入ってくるところでもう泣ける。二度と帰れない鮮やかな日々に思いを馳せさせてくれるような音楽。と思ってたら一番上のコメントに

for me this music sounds like a life we've gotten so detached from, that it has merely become a memory we never had. And I'm really sorry because I really want to have those memories. That would have changed so much...

て書いてあった。みんな同じようなこと感じるんだな。

 

New Order 

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今更だけど。このベースリフは天才だな。関係ないけどニューオーダーで一番好きな曲、Temptationの”Bolts from above hit the people down below. People in this world, we have no place to go.”っていう歌詞の絶望感がとても好きでよく口ずさんでいる。

T2トレインスポッティング見なきゃだ。

 

 

結局、おれは思い出主義者で、(あるいはありもしないような)思い出にアクセスするために本を読んで、音楽を聴いている。絶望的で、なにもかもめちゃくちゃで、最初から全部あきらめていて、それでも前を向く人やキャラクターに惹かれる。グレートギャツビーの最後の1ページが好き。「それでも、やっていくしかない」人生哲学、ここに終われり。

 

大好きなHomecomingsというバンドのCDのライナーノーツ、最後の一文「あらゆる夢は決して叶わないだろう。でもそれは、僕らが立ち止まる理由にはならない。」

4/8

新芽が眩しい。一面褐色の木々が一斉に芽吹くこの時期はとても好きだ。あと2,3週間もすればこなれた緑色に変わっていつもの日常が戻ってくるけど。

 

読んだ本。

・月と6ペンス(モーム

これは面白かった!ゴーギャンをモデルにした小説。最後まで大したイベントの起きない物語だが、描写がきれいで飽きなかった。タヒチの描写がすごくいい。行きたい。

・忘れられた日本人(宮本常一

民俗学の本。少し読んで積読になってたのを読破。昔の日本の田舎の風景にはやっぱりロマンを感じる。どこが好きかって言われたら何だろう、信仰について?山を崇める無垢な人たちが祭事を行って、山は霧にかすんだり頂に雲をかけたりと時に神秘的な姿を見せる。祭りには縁日が出て、喧噪、いろいろな食べ物の匂い、はしゃぐ子ども、浴衣。花火、瓶のサイダー、夏。古くからの信仰、自然の神秘と現代的な祭りのイメージという実際は重ならないイメージがが重なってセンチメンタルなイメージの複合体ができている(自分の中で)。RADWIMPSにセプテンバーさんという曲があって、中学生の頃その非公式(?)PVを見ていたく感激した。今は消されてるけど浴衣で夏祭りに出かけた男女が何するんだっけ?全く覚えてないけどその鮮やかな夏祭りの映像だけは強く心に残ってる。何言ってんのかわからないけどそういったいろいろな記憶やイメージの断片が合わさって自分の田舎への信仰が作り出されてる、という話。

 

夏は熊野古道に行きたい。民家っぽい旅館に泊まって昔話を聞いたり本山を訪れて信仰を肌で感じたい。京都も伊勢神宮もいささか人が多すぎた。

 

 

明日も雨だ。

4/7

街が浮かれている。桜が咲いた。夕方暖かかったので一人で花見をした(立ち尽くした)。みな楽しそうで厳しくなったので帰った。

 

向井秀徳の言う、「光の色、空気の匂いにサァーッとくるあの感じ(うろ覚え)」が好き。大切にしたい感覚。アジカンの「橙」を聴くと秋口の部活帰り、荒川の土手に座って友達と夕日を眺めて、コンビニでどのアイス買うか死ぬほど悩んで、ちょっといつもと違う裏道歩いてみたりして、埼京線乗るときはもう真っ暗でみたいな高校生時代を思い出す。もしかしたらこんなことなかったのかもしれない。でもそれって全然本質じゃないんだよね。これも向井秀徳が言ってたな。

 

最近買った/借りたCD、day wave, aphex, superchank, supercar, yo la tengo, 相対性理論, lou reed, the xx, JAMC。スウェーデンの田舎で夕焼け眺めながら聴きたい曲はaphexの4。哀愁誘うメロディが最高。

 

読んだ本。

・「この人を見よ」(ニーチェ

ニーチェ、絶対ドイツ人に個人的な恨みあると思う。今の自分はニーチェニヒリズムから希望への意志、活力、闘争心を奪った感じで、要するに最悪。

・「ポアロ登場」(アガサクリスティ)

推理小説は新しい方が面白いな。まあパイオニアとしての価値は極めて大きいんだろうが。でも結構面白かった。

・「リスタデール卿の謎」(アガサクリスティ)

こっちは駄作、時間の無駄。でも最後の話だけは好き。ヨーロッパの田舎、城、金持ちが立てた個人劇場、陰のある主人公(美人)、劇中殺人って恩田陸感。逆か。

・「サマータイム」(佐藤多佳子

佐藤多佳子は二作目だけどあんまピンとこなかった。少なくともニーチェの後に読むもんじゃない。

4/1 備忘録

年度が変わった。緩やかで漫然とした絶望は変わらない。

 

あまり絶望とか無とか考えるのは健康によくない。思索を殺して希望を得る。

 

 

ここのところ意識して小説を読むようにしている。心が動くから。高校生くらいまでは多くの本に感動できていたのに、最近それが分からなくなりつつあるんじゃないかと恐ろしい。「麦の海に沈む果実」を読んだ時の衝撃は覚えているけど、それがどんなものだったか肌で思い出せなくなりつつある。このまま徐々に何にも感動できなくなり、音楽も本も懐古するばかりになり、日常の愚痴と些細なうっぷんを垂れ流す大人になるのか。

 

思っていることを文字にするといかにも自意識過剰な青春小説の主人公みたいでうんざりする。いかにも「主人公は子供から大人への過渡期で、欺瞞やくだらない建前に敏感であり反発する。言いようのない無力感、絶望感、厭世観にとらわれ、また失われていく感性、感情に縋りつきながらそれを引き留めるすべを知らない。」なんて「あとがき」に書かれそうな。クソだ。

 

・シカゴ育ち(スチュアート・ダイベック

製氷庫の話が良かった。クスリ漬けで酒浸りの若者がもがき葛藤しながら美しく破滅していく話は大体最高。時折挟まれる超短編もいい。

 

日はまた昇るヘミングウェイ

淡々とした語りに痺れる部分が所々あった。厭世主義、その日暮らしみたいな典型的な青春小説。関係ないけど酒飲みすぎ。仕事緩すぎ。

 

ライ麦畑でつかまえてサリンジャー

今更サリンジャーかよって感じだけど。まさに大人と子供を揺れ動く少年が主人公で、共感できる部分もあるんだけどいささかセンチメンタル過剰な部分もある。高校生の時読みたかった。本当にしょっちゅう参っちゃうんだよな。自分には堕落する勇気はないけど。

 

・名短編ここにあり(宮部みゆき北村薫選)

息抜き。さりとて心に残った話はないけど、それまた一興。

 

その他、何冊か読んだけど忘れた。ちゃんとつけて忘れないようにしたい。

 

3/27 音楽

早速間が空いてしまった。

 

季節が進んでゆく。気づけば桜の蕾は大きくなっている。ほんの少しずつ徐々に、季節の移ろいへの敏感さがすり減ってゆく。悲しい。

 

季節と記憶と音楽はリンクしている。追憶が呼び起こす感傷が好きだから季節が好きだし、音楽が好きだ。自分の民俗学、信仰、青春小説への愛はこの辺とすべてつながっている気がする。言葉にするのが難しいけど。

 

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最近見つけたバンド。詳しいことは全然知らないけど、過渡期のJoy Divisionを限界までセンチメンタルにした感じだ。あるいは初期のNO。Dreams never end. 卒業を迎えた今の自分にはどうしようもなく沁みる。

 

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Yo La Tengoは最も季節に合う音楽を作るバンドだと思う。飄々とした雰囲気も、ジェームズとジョージアの安定感も、アイラの声もギターノイズも全部が大好きだ。この曲もただのギターポップでは終わらず、遠くで鳴るフィードバックやアドリブでノイズまみれのギターソロなど、どこまでもかっこいい。

2年前の春、少し霞んだ晴れの日にバスに乗って遠くに行ったことを思い出す。Our way to fallやI heard you lookingを聴けばいつでもバスの車窓や空気のにおいがよみがえる。

 

春先の寒い日、夕焼け、卒業間近ということでいささか感傷的だ。

誰に話しているんだろうか。