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暑い。つい最近まで桜が咲いてたのがウソみたいだ。
週末、秩父に行った。桜、枝垂れ桜、桃、椿、菜の花、椿、芝桜、スミレなどなど何でもござれでどこもかしこも咲き散らかしていた。常に視界のどこかに花が咲いている。色のオーバードーズ。また来年も行ってみたい。
最近はとりあえず何も考えなくてよさそうな音楽を聴いている。
Fickle Friendsは本当にいつの時代でもどこにでもいそうなシンセポップバンドっぽいけど、初めて聞いて良いって思えるバンド。The 1975はまあもはや今更だけど、この動画のカウントダウンのところはめっちゃかっこいいな。クネクネしてキモイけど。
本は
・インド夜想曲(アントニオ・タブッキ)
・上と外 上/下(恩田陸)
・怪談(ラフカディオ・ハーン)
を読んだ。インド夜想曲、まさかのミステリー。静かな雰囲気が夜にいい。上と外、明らかにつまらなそうな恩田陸なので敬遠していたが意外と楽しめた。この人は土俗的な神秘の描写が本当にうまい。ネクロポリス、上と外と全く同じ印象。普通に楽しめた。さんざん持ち上げておいてラストでずっこけるのはお家芸。ファンだとまたかとしか思わないが。怪談、良かった。日本の怪談は全然怖くなくてノスタルジーすら感じるのが良い。
夜の街を走った。月曜の夜遅くは人も少なくて静かだった。涼風が吹いて、虫が鳴いていてさながら秋のようだった。古ぼけたうなぎ屋からいい匂いが漂ってきて、路地を行く初老のサラリーマンはどこか寂しげで、終わりなき日常は続く。